【討論】一般会計補正予算(第6号)について(2020年第2回定例会・賛成討論)

 第69号議案 令和2年度本庄市一般会計補正予算(第6号)について、各常任委員長報告のとおり、賛成の立場から討論を行います。

 1つ目として、新型コロナウイルス対策緊急広報配布業務委託料205万3,000円について、市民に緊急的に知らせるべき事項が発生した場合に広報を定期発行である「広報ほんじょう」とは別に印刷配布する費用1回分を予算立てしておくことは、今後の新型コロナウイルス感染症の感染拡大に備えておく観点から非常に重要であり、かつ定期発行の広報紙より最大で半月早く情報を市民の手元に配布すること、または近年のIT化による情報弱者に対する配慮という観点からも評価できる事業である。

 2つ目として、花卉の活用拡大支援事業として計上された300万円について、私も5月の全員協議会で述べたとおり、花卉の需要減はその生産者、販売者にとって重要な問題であり、今回の事業は生産者のみが対象ではあるが、まずは市内の花卉生産者を少しでも応援したい、市民に市の花の魅力を知ってもらい今後につなげたいとする姿勢は評価できる。

 3つ目として、店舗改修補助金事業として計上された3,000万円について、新型コロナウイルス感染症に対する感染拡大防止の工事に対する補助のほか、店の魅力を向上させる工事も補助対象とし、補助率で差をつけるとしたことは、単に感染症に対する予防的措置の工事のみならず、店の魅力自体を向上させようとする中長期的な視点が含まれており、この点は高く評価できる。

 4つ目として、修学旅行等中止、延期経費補助金として計上された675万6,000円について、誰もが望まぬことながらも、万が一新型コロナウイルス感染症が感染拡大し、修学旅行等が中止となる可能性は想像でき、その場合に、保護者に負担を求めることは避けることが望ましいため、あらかじめ万が一を想定し、保護者の負担を軽減しようとするこの補助金については高く評価ができる。

 5つ目として、小中学校ICT環境整備事業として計上された7,884万円について、国のGIGAスクール構想の予定を繰上げ、小学校1年生から4年生及び中学校2、3年生に1人1台タブレットを配備することは、今後新型コロナウイルスの第2波、第3波により、万が一学校が再び休校となった場合には必要不可欠になると、さらには近年のICT技術の発達による社会変化に合わせた児童生徒の育成、すなわち機械に使われるのではなく、使いこなせるスキルを身につけるため、家庭の経済状況によらずタブレット端末に触れる機会が増える事業であり、早急な調達が必要と認められる。

 以上の点を踏まえ、第69号議案 令和2年度本庄市一般会計補正予算(第6号)は、広く市民のためになる事業が盛り込まれた補正予算であり、可決するべきものと評価できるため、賛成の意を表し討論といたします。

うちだ えいすけ 【本庄市議会議員 内田 英亮】/Official Website

美しい、本庄へ。あなたと うちだ えいすけ の、愛あるまちづくり -本庄市議会議員・内田 英亮のオフィシャルウェブサイト-