【質疑】第30・41号議案（2020年第1回臨時議会・議案質疑）

●第30号議案　本庄早稲田の杜ミュージアムの設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例について

　設置管理条例の附則第１項中の令和２年５月15日を公布の日から起算して１年６月を超えない範囲内において規則で定める日へ改めるに際し、

①本庄早稲田の杜ミュージアムの現状はどうなっているのか。開館に当たりどの程度の準備が行われていないのか。これから何が必要か

②公布の日から起算して１年６月を超えない範囲内という期間にした根拠を、これからの準備のスケジュール感、何をもって開館日を決めるのか

③開館延期に当たり、配置を予定していた学芸員に当たる職員は、延期される期間どうなるのか

　、お聞かせください。

⇒＜答弁＞

①準備の状況ということで、先ほど副市長のほうから説明がありましたとおり、請け負っている業者のほうが緊急事態宣言を受けまして、業務の中断の申出がございました。具体的にどのような工事が止まっているかというお話になりますけれども、まず具体的には、ミュージアムの中に大きな年表をつけるのですけれども、その年表を設置するための下地の作成、それとあと展示を分かりやすく解説するために説明パネルというものを取り付けるのですけれども、そのパネルを取り付けるためのフレームの設置工事、こちらがまず工事として完了をしておりません。そのほかにも外からミュージアムであるということが分かるように設置します大型スクリーン、それと映像機器、こちら中国製のものなのですけれども、そういったものの納品の遅れが生じております。

　それと、具体的にポスター等でＰＲをしていくということで、こちらのポスターのほうも新型コロナウイルス感染症の拡大を受けて、本来この開館日を入れてＰＲするポスター、パンフレット、この辺が感染症の拡大を受けて止めているという状況になっております。こうしたものは順次、こちらの感染症拡大の状況にもよるのですけれども、準備を進めていきたいとは考えております。

②公布の日から起算して１年６月を超えない範囲というところでございますけれども、まずこの１年６月という日にちは、公布の日が令和２年１月６日となっておりますので、この日から起算して１年６月ということで、具体的には令和３年７月５日ということになります。こちらについては、当初の開館予定日からおおむね１年ということで、来年の春ぐらいということで考えております。こちらにつきましては、ミュージアムにつきましては新規にできるということで、開館セレモニーとか、そういったいろいろな記念事業を実施していきたいということを考えておりまして、イベント等が開催できるという状況がいつなのかということを考えたときに、おおむね１年以内ということで、今回改正案として提出をさせていただきました。今後、これからの準備ということで、先ほど申し上げたまだできていない部分、こういったものについては作業できる状況になりましたら、順次やっていきたいということで考えております。

　また、何をもって開館日を決めるのかということなのですけれども、こちらにつきましてはやはり緊急事態宣言とか県の自粛要請、それと市のイベントとか施設の運営に対する基本的な方針、こういったものに準じていく必要があると考えております。また、新規に開館するということで、まずＰＲするといった環境が整ったり、先ほど申し上げた開館のイベント等が実施できるというそういった準備ができることも必要であると考えております。これらの条件を総合的に判断して、早稲田大学と協議の上、来館者への感染拡大防止の対策を整えていけば開館できると考えておりまして、そのような条件がクリアできれば開館日を決めていきたいと、そういうふうに考えております。

③開館延期に当たりましての学芸員に当たる職員は何をしているかということで、まず今開館をしておりませんので、開館の準備もしております。さらに、それだけではなく、実際に開館した後に、運営についてとか、それとワークショップといったソフト的な事業、そういったものの検討を行っているという状況でございます。

●第41号議案　令和２年度本庄市一般会計補正予算（第３号）について

　第40号議案の中にも同様のものがありますが、趣旨が同じなので、一括して伺います。８ページ、款３民生費、目１児童福祉総務費の節３職員手当等27万2,000円について、新型コロナウイルス感染症の対策や感染蔓延予防措置として分散勤務等により、市職員の業務に負担がかかっているところですが、時間外手当として第40号議案で企画課に、本議案では子育て支援課に補正予算が組まれていますが、その他の部課においては当初想定した以上の時間外超過は全くないと理解してよいのかお聞かせください。

⇒＜答弁＞

　事業の実施に当たりまして、人員やら事業量やらそういうものから見込額が算出できまして、明らかに時間外勤務手当が必要だと判断したものを今回補正予算に計上いたしました。コロナ関連にかかわらずシステム入替え等で様々な時間外勤務が発生をしておりますので、今後、各部署の業務の進捗状況等によりまして、時間外勤務手当が不足する場合には、９月補正や12月補正に計上していくこともあると考えております。