【質疑】第145号追加提出議案(2020年第4回定例会・追加提出の議案質疑)

●第145号追加議案「令和2年度本庄市一般会計補正予算(第14号)」について

 8ページの商工費、先ほどでた質疑と同じ、償還金利子及び割引料のところですけれども、我々は確かに第74号議案、専決13号ということで議決しています。その上でお伺いしたいのは、このとき、今回提出だれた「第2弾」のお話を、議会に説明して、第2段も行うことを念頭に置いて第1弾を含めて、ペイペイポイント還元の事業をやったのでしょうか、という点です。

 ペイペイのポイント還元事業を行った結果、予算の残りがあったので、「第2弾、やります!」と広報ほんじょうに出してしまった、しかし、予算の残りだけではやっぱり足りなかったので補正を組みました、議決をお願いします、というのは、順序としてどうなのでしょうか。

 第2弾をやる、と、最初から分かっているなら、その分の予算を見越しておけばいいのではないでしょうか。議会が議決した際に、第2弾に関するきちんとした説明があったのでしょうか。そのあたりの時系列を伺います。

 それから、予算の残で不足が見込まれるのであれば、何故、今議会開会の初日に、追加提出議案として出さなかったのか、わかりません。第1弾のペイペイの予算も、議会・委員会で審議していない形の専決処分として予算は執行されました。第2弾の実施に伴い、追加の予算が必要ということで、議会最終日に追加議案という形で出てきたわけですが、これでまた、委員会付託されないわけです。従って本日、議場にて審議されているわけですけれども、以上の流れや考え方等について、お伺いします。

 加えて、追加での予算を議会で議決する前に「広報ほんじょう」に掲載したことに加え、かなり前から、ペイペイのポイント還元事業の第2弾をやります、って、本庄市内の各店舗を回っている、と聞いています。

 それがペイペイの方なのか、あるいは市の職員なのかまでは分かりかねますが、私自身は全員協議会で第2弾をやります、という報告を執行部よりされるより、はるか前に、ペイペイ第2弾があるんだってね、と、市内の店の人から聞いておりました。その時は、「聞いていないし知らないけれど、そういった話をまだ聞いていない」という話をしました。

 この第2弾をやる決定がなされたのはいつかというのを、先ほど契約が11月中という話がありましたけれども、これを踏まえてもう少し詳しくお話をお願いしたいと思います。

 加えて、第1弾の際は「もらえるキャンペーン」というのをやりましたけれども、この第2弾でも同じようなキャンペーンをやるということが、現状で検討されているのかどうか、伺います。

 次の質疑項目に移ります。9ページの教育費の中の364万5,000円の負担金補助及び交付金の修学旅行等中止・延期補助金についてですけれども、具体的にどこの小中学校が対象かということと、中止が決定しているのか。もし、まだしていなければ、いつぐらいに決定するのかというのをお伺いします。


⇒<答弁>

 まず第1点目でございます。この第2弾については、最初から決まっていたのかということでございますが、まず1億5,000万円をいただく専決処分でございました。そのときの説明の中でも、事業の推移を見て、第2弾については考えさせていただきたいというような説明をさせていただくとともに、前回の全員協議会の中で、第2弾については実施をさせていただきたいというような形で、議員の皆様にご説明をさせていただいたところでございます。

 続きまして、第2弾についていつ決定したのかということでございますが、この第2弾につきましては、10月、それから11月の付与額、実際にキャンペーンのほうで使われた額を、その都度経緯を見ながら判断をしていったということでございますので、実際に第2弾を実施するというような形で決定いたしましたのは、11月の中下旬になってでございます。

 それから、第2弾でも、現在やっているようなプレゼントキャンペーンについてはどうなのかということでございますが、プレゼントキャンペーン等も含めまして、第2弾を実施した後の事業につきましては、経緯を見ながら判断をさせていただきたいというふうに考えております。

 修学旅行の状況ということで、実際に実施した学校は小学校では6校、12校中6校が実施をしております。残りの10校が中止した学校と、これからという学校がございます。実際に中止が決定している学校につきましては、児玉中と南中と中央小学校と児玉小が、現時点では中止ということになっております。実際にいつ頃までに中止を決定するかということなのですけれども、一番遅い修学旅行が3月というところがございます。修学旅行を中止するかどうかの判断については、2か月前ということになっていますので、そのような学校については、年明けには決定をしていかざるを得ないのかなということでは考えております。

 ただ、今回補正予算を上げさせていただく段階で、この後実施が予定されている校長先生方のいろんな意見も伺った中では、今のような状況だと宿泊は難しいのではないのかななんて、そのような意見も出ておりますので、そういったことも想定をして今回計上させていただいたところでございます。


◆再質疑◆

 再質疑します。1点目のペイペイについてです。広報ほんじょうでお知らせをした、またペイペイの人もやります、と、個別に市内の店舗を回っている。では、本日提出された、追加議案、具体的にはペイペイの追加の予算、4,000万円が通らなかった場合は、この第2弾はどうなるのでしょうか。そういう想定はしているのですか。想定をしていなければ、我々は、審議など関係なく、通さなければいけない、ということになってしまっています。審議の結果、追加の予算が通らなかった場合でも、この事業をやられるという理解でよろしいでしょうか。

 2点目、小中学校の修学旅行の件です。保護者に負担を求めないということは、とてもいいとは思うのですけれども、中止が6校決まっているということで、修学旅行等の行事が無くなってしまった児童生徒には、何も代替の行事等はないのでしょうか、お伺いします。


⇒<答弁>

 今回、既に広報等を出させていただいておりまして、この4,000万円の追加議案が通らなかった場合はどうなのかということでございますが、万が一4,000万円をいただけないということになりますと、残額については3,000万円ということでございます。この3,000万円で現在の30%、それから上限額1,000円、それで期間当たり5,000円ということでは、3,000万円では足りないということになってしまいますので、こちらにつきましては見直しをしなければならないというふうに考えております。

 先ほど答弁した中で、1点追加で答弁させていただきたい点があります。修学旅行に実際に行った学校ということで、6校ということでお話しさせていただいて、そのうちの学校としては藤田小と仁手小、こちらが宿泊で実際に行っております。残りの4校については宿泊を予定していたのですけれども、日帰りに変更して実施をしたということでございます。

 実際に中止なりの学校の代替が何かということなのですけれども、日帰りなり、また代替の行事についての実施を今検討しているという状況でございます。


◆再質疑◆

 最後に、もう一度ペイペイの第2弾についてです。

 ご説明を頂きました、では、予算の裏づけがない事業をやる、と、広報してしまっていることになりますね、もう一度、30%戻ってくるキャンペーンをやります、と。

 実施の期間も、ポイント付与の上限等の詳細情報も出ています。先ほどの質疑に対する答弁からすると、1月の広報と12月15日号のお知らせ版に掲載する記事は同じような締め切りだ、というご説明がありました。もしかすると、この後配布される1月の広報ほんじょうにも、この事業、つまりペイペイ第2弾やります!と、掲載されるかもしれません。

 しかし、部長の答弁にありましたが、今回追加予算が議決されない場合は、事業を見直さなければならなくなる、もしかしたら、事業自体ができないかもしれない。もし否決されたとしても、1月の広報ほんじょうの締め切りは過ぎていて、もう印刷されているでしょうから、取り返しはつかないわけです。今日、否決される場合でも広報には載ってしまうわけです。

 それは、我々が審議していない、議決していないものが既に決定している事業かの如く広報に出されてしまっている、というのが、とても私は気になっています。最後に、こういった考えに対する受け止め、今後についてなど、お伺いしたいと思います。


⇒<答弁>

 私も議員の時代がございまして、やはり執行部に議会の審議というのはどう考えているのかということでいろいろと質疑をしたときもございましたけれども、今回の場合は、やはり予算の範囲内でできるであろうということで、もともと2回あるかもしれませんということも説明をしていた中で進んできたことでございまして、当然議会の皆様方に全協等でご説明する際には、その中でできるであろうという判断があったということは現実としてございます。その上で足りなくなってくる。これをまた専決という形もやろうと思えばできるわけです、専決処分で。ただ、やはりこれは議員の皆様方にお示しをして、きちんと審議をいただくことが必要であろうということで、今回出させていただいているということでございますし、代表者あるいは議会の全協のほうにもあらかじめご報告させていただく中で、皆様方にご理解をいただきながら進めていきたいと、こういう考えで行っておりますので、決して議会を軽視しているとか、そういうことではございませんので、ぜひご理解をいただきたいと思っております。