【討論】第74号・75号議案(2020年第2回臨時議会・賛成討論)

 ●第74号議案 専決処分の承認を求めることについて、賛成の立場から討論を行います。

 1つ目として、キャッシュレス決済導入事業について、今後ますますのキャッシュレス決済等への移行が進むと予想される世の中において、新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、紙幣や硬貨を通じての感染リスクがあることから、さらにキャッシュレス決済への移行が加速すると容易に想像できます。

 その中で、QRコード読み取り型のキャッシュレス決済の最大手であるPayPay株式会社と連携し、キャッシュレス決済への促進を市民に向けて図ることは、キャッシュレス決済の活用推進を図る第一歩としては有効な手段であると言えます。また、スマートフォンを持ちながらも使いこなせていない人に向けて、キャッシュレス決済の使用方法をレクチャーする機会をつくるという姿勢も評価できます。問題は、還元されたポイントについても、本庄市内で使用してもらえるようお願いを周知しなければならないところではありますが、今回のキャンペーンのチラシを作成するということなので、そういった点も配慮されていることを期待します。また、今後、さらにキャッシュレス決済については、より一層の活用を推進するため、PayPay以外の決済についても視野に入れ、市民に周知、広報していくことを期待します。

 2つ目として、店舗改修補助金事業について、予想を上回る申込みに対し、市内の店舗を応援するため補正として予算を計上し、できるだけ多くの店舗に活用してもらおうとする姿勢は評価できます。ただし、店舗改修を望む経営者等がしっかり店舗に必要なものを見定めてから申請できるような仕掛けが必要であったとも考えられます。また、店舗改修補助金が決まる前に店舗を改修してしまった店舗もありますので、公平性の観点からエビデンスさえしっかりあれば、そういった店舗を救済するような支援策も今後検討されることを期待しつつ、まずは店舗改修補助金事業が多くの店舗に活用される制度であり、かつその予算を拡充しようとした点は評価に値します。

 以上の点を踏まえ、第74号議案 専決処分の承認を求めることについて、新しい生活様式の実現に向けた包括的かつきめ細やかな事業の一端であると評価し、可決すべきものと評価できるため、賛成の意を表し討論といたします。

 以上です。


●第75号議案 令和2年度本庄市一般会計補正予算(第9号)について、賛成の立場から討論を行います。

 1つ目として、テレワーク導入事業について、今後の新型コロナウイルス感染症の感染拡大の懸念や、人との接触回避の観点、あるいは事業継続性の観点からもテレワークの推進は必要不可欠であり、早急なる導入が必要であると認められます。今後、テレワーク時の特に職員の自宅の通信の安全性、あるいはテレワーク時の勤務形態、連絡手段や庁用携帯電話の配給など、運用していく中でしっかりと職員のためになる働き方改革にもつながることを期待いたします。

 2つ目として、学力向上推進事業について、新型コロナウイルス感染症の感染拡大による休校措置による学力格差の拡大の懸念があることから、きめ細やかな指導をすることは誰一人取り残さない教育のために必要不可欠であり、教員の加配は評価できます。今後、放課後や土曜日の補習等学力格差の解消に向けた取組がしっかりとなされることに期待いたします。

 3つ目として、小中学校管理事務費として計上された小学校、中学校児童生徒全員にネックウオーマーを配布することについて、極力児童生徒の意向を尊重し、活用される物品を購入すること及び不要なものについては活用できる仕組みをつくるなど工夫することを期待いたします。

 以上の点を踏まえ、第75号議案 令和2年度本庄市一般会計補正予算(第9号)について、新型コロナウイルス感染症に対応するべく、長期的ビジョンに基づく事業の一端であり、可決するべきものと評価できるため、賛成の意を表し討論といたします。

うちだ えいすけ 【本庄市議会議員 内田 英亮】/Official Website

美しい、本庄へ。あなたと うちだ えいすけ の、愛あるまちづくり -本庄市議会議員・内田 英亮のオフィシャルウェブサイト-