【報告】厚生文教委員会付託議案の審査過程(2021年第3回定例会・委員長報告)

 厚生文教常任委員会における審査過程の概要についてご報告いたします。当委員会に付託されました議案は6件であります。去る9月2日に委員会を開催し、関係職員の出席を求め、慎重審査いたしました。以下、論議のありました主なものをご報告いたします。

 第57号議案 令和3年度本庄市一般会計補正予算(第6号)所管部門について、まず文化財保護課について、「遺跡発掘調査受託事業について、委託料1,500万円の増額補正が計上されていますが、現在どの場所で発掘が行われているのか、また見通しとして次の発掘先が決まっているのであれば、次の発掘先について伺います」と質疑したところ、「年間を通じて受託事業の要望があったときに対応できるように考えております。今年度、当初予算で3,000万円の予算計上をしておりますが、既に1件契約を締結しているケースがあり、さらに現在、もう一件の発掘調査について協議を行っております。この2件に係る費用の概算が当初予算で計上した3,000万円を上回る見込みで、さらに年度末までに案件が生じた場合に備えて、今回、増額の補正をお願いしているものです。現在、既に契約し、発掘に取りかかっているのは秋山地内の遺跡となっております」との説明がありました。

 次に、子育て支援課について、「放課後児童対策事業について、委託料の増額補正の中に保育料の減免分が計上されていますが、その詳細や利用人数についてお伺いします」と質疑したところ、「放課後児童対策事業のうちの46万2,000円につきましては、コロナウイルス感染症によって登所ができなかった場合、医師または保健所の指導、指示で休むことになった場合、また2学期の始業から緊急事態宣言が終了するまでの間、登所を控えていただいた場合、こういったときに保育料の日割り減免等をするものです。積算は22支援単位分で、1つのクラブで3人のお子様が2週間休む、1日500円ということを見込んで46万2,000円となっております」との説明がありました。

 次に、第58号議案 令和3年度本庄市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)について、「特定健康診査等事業費のマイナス585万6,000円は、県の国保ヘルスアップ事業として実施することとなったため、減額するとの説明がありましたが、この県のヘルスアップ事業で実施することになった経緯について、また県の事業となることで少し遠くなりますので、これまで市が行ってきた取組と比べデメリットはないのでしょうか」と質疑したところ、「本庄市は特定健康診査の受診率があまり高いものではなく、より受診率を向上させるためにはどうしたらいいかという課題がありました。特定健康診査の受診率向上の事業を専門にしている業者に受託し、AIとソーシャルマーケティングを活用し、受診勧奨を行って、受診率の向上を図ろうという経緯がございます。県の事業に希望するところが手を挙げ、今回、県は18か所を採択しております。県の予算となりますが、細かい調整等は市と事業者で打合せします。専門業者の知識が得られるということで、よりよい改善、勧奨ができると思います」との説明がありました。

 以上のような審査過程を踏まえ、採決したところ、当委員会に付託されました第48号議案、第49号議案、第51号議案、第58号議案、第59号議案の5件については全会一致をもって、第57号議案所管部門の1件については賛成多数をもって、いずれも原案のとおり可決するべきものと決しました。

 以上で厚生文教常任委員会の報告を終わります。


うちだ えいすけ 【本庄市議会議員 内田 英亮】/Official Website

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